上京本

ピクトアップのことも書いてないのに、、、なんですけど、これは書かずにいられません。期待していた以上に濃い内容でした。
写真とインタビュー記事、併せて16ページ!
こんなに長いインタビュー記事は初めてなんじゃないかな?

上京してから今までの山田さんの心の道程を垣間見せてもらえた気がしました。


東京に引っ越してきてから『サイコメ2』でドラマデビューするまでのくだりは正直、切なかったです。
こんなに正直に語ってしまっていいの?と思ってしまったり。

突然、転校が決まってクラスのみんなの前で挨拶しようとして泣いてしまったエピは、可愛いと思うのと同時に 当時の山田さんの気持ちを思うとやっぱり切ない。
自分も小学生の時に転校の経験がありますから少しわかります。小学生と中学3年生ではかなり違うものがあるでしょうけれど。

転校生っていじめられる事が結構あるんでしょうかね。
私もちょっとだけ ありますよ。
山田さんが受けたものとは違って、もっと軽かったですから大して苦にはならなかったですけどね。学年が変わってクラスが変わると自然になくなってしまいました。
…なんて、自分の事はどうでもいいですね(−−;)

いじめにあっていたらしいという噂は知ってましたが、山田さん本人の言葉でこうして活字になっているのを読むとやっぱり本当だったのかとちょっと辛かった。


けれど、凄いのはその状態を客観的に観察する目をもっていたこと。
『少し面白さもあった』と。『恥ずかしかった』けど『辛くはなかった』と。
普通は辛いしショックで学校へ行くのも嫌になるところですもんね。
山田さんはやっぱり芯が強いんですね。

高校受験の話には爆笑してしまいましたが。。。(^^;)
もしかしたらリアル・クローズな学校に行ってたかもしれないんだと思ったらネ。
いや、行かなくて良かった、と思ってマス。

そして、中学卒業からドラマデビューまでのところが一番切なかった。。。
この時の経験が辛い時も山田さんを支えているんでしょうかね。
勿論、それだけではないと思いますけど。

そして、山田さんの佇まいや空気感、お芝居から感じる湿度もここから来ている部分が少なくないのではないかなぁ。。。

GyaOの動画インタビューの中で時々見せたとてつもなく優しい眼差しも、持って生まれた性格などだけでなく、この時の体験が産んだものかも。。。と思ってしまった。


お芝居のことが全くわからなかった頃のエピも笑いつつ、でも驚きでした。
お芝居のレッスンで、
『今そこに役として立っているんだから、そこにいるのは君じゃない』と言われても
『いや、俺だよ』
って、今の山田さんからはとても想像つかないくらい不思議な話ですもんね。

そうして、『サイコメ2』出演が決まったと同時にさっさとバイトを辞め、撮影終了近くになってどうしよう!って思うあたりがまたとんでもなく可愛いというか。。先のこと全く考えてなかったのかーって。。(^^;)
でも、そこは天性の運なんですね、きっと。
すぐに『六小夜』が決まり、本には書いてなかったけれどほぼ同じ頃、『ちゅらさん』よりも前にNHK大河ドラマに出演、そしてちゅらさんを境にオーディションではなく、オファーが来るようになり、『WB』主演へと。。。とトントン拍子にメジャーになっていく。

傍目にはトントン拍子に見えても、実際は今に至るまで楽しい時期、辛い時期、悩む時期。色々なことを経験して今の山田さんがある。
学校では決して得ることのない経験を。
そして何かを失いながらだったのでしょうけれど。


ドラマや映画って、結局は虚構の世界だから確かに『うそつき』って言葉はピッタリかも。
私達観客は、その虚構の世界を見て泣いたり笑ったりしてる。
山田さんが『へへ、感動して泣いてる!』ってニヤリとする気持ちは何となくだけどわかる気がする。
そして、私達観客はその嘘に騙されたいんですよね。
だから上手な嘘でなければ。。。ネ(^^)
涙のストーリーなら泣くことで、楽しいストーリーは笑うことで。
山田さん自身も自分を騙すことで役に入り込んでる。
それが深ければ深いほど、こちらも深く騙される。これが快感。


これからしばらく怒涛の雑誌ラッシュ。
イキガミ』がメインか、あとは『252』関連のインタビューもあるかもしれませんね。映画のことについてのインタビューは勿論楽しみですが、この『上京本』のようなインタビューはなかなかないでしょうし、とても貴重だと思いますね。


お芝居に対して、作品を作り上げることに対しての真摯な気持ちが伝わってきました。
自分の役のことだけでなく、作品全体を常に意識していて。
その気持ち、姿勢も常に全てが同じではなく少しでも良くなるようにと努力して変わってきていることが伝わってきます。

天性の演技のセンスも勿論あるでしょう。でも、もの凄い努力の人なんだなぁと。
そして、改めて山田さんのファンになって良かった、これからも応援し続けたい、ずっとその演技を見つめ続けていたいと思います。


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